東京ドキュメンタリー映画祭2018
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監督・出演者多数ご来場しています!!

映画祭も中盤となり、連日多くのお客様にご来場いただき感謝しております。と同時に、作者や映画の主人公である出演者にご来場いただき、ご挨拶を頂けるのも映画祭ならではの醍醐味です。

外国人労働者の問題を特集した12/2の短編「21世紀の難民たち」では、『かぞくの証明』の主人公、エチオピア出身のへフレムさんや、『ビニールハウスは家じゃない』の監督セ・アル・マムンさん、ジョン・ソヒさん(韓国)に駆けつけていただきました。難民申請が認められず、奥様との結婚が昨年まで法的に認められなかったヘフレムさんは「(日本で)本当に頼れるのは自分しかいなかった」とコメント。映画では、彼らを受容する暖かいコミュニティも描かれており、この直後の発言には衝撃すら受けました。                                       
12/3の長編『戦後中国残留婦人考』では、映画のキーパーソンのひとり小林千恵さんがご来場。戦時に入植し、戦後は中国に残された日本人婦人を記録した中国人監督の作品ですが、プロジェクトに協力するうち、孫のような存在として交流が広がっていく様子が映画には描かれて、その時の思いを率直に話していただきました。

『ビニールハウスは家じゃない』にも、搾取される外国労働者を支援するNGO団体の葛藤が描かれていましたが、問題を抱えた当事者のみならず、それを受け止める側も描き、観客である私たちも含め思いを馳せられるのも、ドキュメンタリーの大きな特徴と言えるかもしれません。

本日も「素人の乱」の主人公や福島の離散家族、中国の“留守児童問題”など様々な作品が上映されます。ぜひ足をお運びください。

【12/4(水)の上映】
10:00 特別4『Ainu ひと』※監督メッセージあり
12:00 短編6 親子の離別
      『芯言〜残された子供〜』
      『ふたつの故郷を生きる』※監督来場
14:00 長編7『ニッポン●解散 第1部 杉並の乱』※監督来場

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