東京ドキュメンタリー映画祭2018
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > テレビが映す人の“性(さが)”

上映作品

短編7テレビが映す人の“性(さが)”

12月5日(木)12:00〜上映

ディレクターの着眼点が光る2本のTV作品をセレクト。『出櫃(カミングアウト)~中国・LGBTの叫び~』は、青年たちが意を決して親に告白する瞬間が捉えられるが、親は簡単に受け入れられるはずもなく、都市と地方の意識差も含めた社会的困難が描かれる。北海道の小さな街で100年続く映画館に集う人々を描く『大黒座ベイ・ブルース』は、ささやかだが確かな支え合いの、あたたかな息づかいが聞こえてくる。

  • 出櫃(カミングアウト)~中国・LGBTの叫び~
    出櫃(カミングアウト)~中国・LGBTの叫び~
  • 出櫃(カミングアウト)~中国・LGBTの叫び~ 上映時間49分

    中国に7000万人いると推定される性的マイノリティの人々。偏見や差別が根強い社会で、ほとんどの人が本当の自分を隠して生きるなか、「せめて親にはありのままの自分を受け入れてもらいたい」と、意を決してカミングアウトする男性と女性に密着する。性的少数者を支援するボランティアの助けを得て、勇気を振り絞って同性愛者であることを親に告白するが…。社会的通念や規範の厳しく残る中国社会で、激しく葛藤し、壁を乗り越えようと模索する親子のスリリングなドラマが展開される。

    2019年49分 ※劇場版

監督プロフィール

  • 房満満(ボウ・マンマン)
  • 房満満(ボウ・マンマン)
    1989年中国生まれ。日本留学をきっかけにドキュメンタリーに目覚め、2014年からテレビドキュメンタリー制作会社のテムジンに入社。2016年にディレクターデビュー以来、国有の汚染企業と戦うNGOや、公立学校で新たな歴史教育を始めた教員、表現の場を求め活動する若者の劇団など、中国の社会問題を掘り下げ、中国社会に生きる人々の姿を深く描くドキュメンタリーを目指し、奮闘中。
  • 大黒座ベイ・ブルース 上映時間45分

    北海道浦河町に100年続く映画館「大黒座」。三上さん一家によって代々守り続けてきたが、近年は赤字続き。「それでも続ける理由」を問われても「全然答えられない」という館主の雅弘さん。その朴訥な人柄にひかれ、大黒座の支援を買って出る地域の人々がいる。カメラは映画館にやってくる個性的で魅力的な人物に焦点を当て、時に孤独を癒す場所として、芸術を表現する場所として、仲間たちが集う場所として、かの地に息づいている人々を捉えている。

    2019年/45分 北海道文化放送

監督プロフィール

  • 湊寛
  • 湊寛
    1976年北海道札幌生まれ。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、テレビ制作の世界へ入り、地元北海道で報道やバラエティー番組のディレクターを務める。2017年、テレビ朝日新人シナリオ大賞優秀賞を受賞。現在は映像作家・ディレクターとして活動中。本作は自身初のドキュメンタリーで、元々は15分のミニ番組の予定だったが、素材がとても素敵だったために45分に拡大し、今年3月に北海道内で放送された。