東京ドキュメンタリー映画祭2018

上映作品

長編10断層紀 上映時間75分

12月14日(金) 19:00 上映

  • 2013年の夏、秋田県大館市に3ヶ月滞在して映画を制作する機会を得た。毎日地域の人たちから話を聞き、民俗資料館に通い、大館の歴史を学んでいった。ある日訪れた中学校で15歳の少女に出会った。彼女は映画に興味があると声をかけてくれた。私は彼女に小さなカメラを渡し、映像日記をつけて欲しいとお願いした。そして彼女と共同制作することを決めた。もう一つ大きな出会いがあった。それは古いものでは70年前に撮影された大量の8ミリフィルムだった。大館に住んでいた方の遺品で、個人の記録フィルムだった。私はこのフィルムを祖父が残したフィルムと読み替えて、映画の中に登場させることにした。他にもたくさんの出会いがあった。神明社のお祭りや、大館に人生を埋めた古老。大館で出会った全ての人との共同作業により、この紀行エッセイ映画「断層紀」は作られた。

    2018年/75分/カラー・モノクロ/日本

監督プロフィール

  • 波田野州平(はたの・しゅうへい)

    鳥取生まれ、東京在住。初長編映画『TRAIL』が劇場公開される。以降は現地調査を基に、フィクションとドキュメンタリーが渾然となった手法で、『断層紀』や『影の由来』などの作品を、都市と辺境を往復しながら制作している。