東京ドキュメンタリー映画祭2018

上映作品

長編3『OKINAWA1965』 上映時間95分

12月3日(月)10:00 上映

  • 1965年、米軍占領下の沖縄。本土復帰を求める祖国復帰行進のさなか、報道写真家の嬉野京子さんによって1枚の写真が撮られた。幼い少女が無残にも米軍のトラックに轢殺された、当時の沖縄の縮図といえる写真だった。
    本作は沖縄のガンジーこと阿波根昌鴻をはじめ、沖縄の祖国復帰運動や基地問題をさまざまな証言で浮き彫りにする。特にヴェトナム戦争で多くの人を殺したと告白する元海兵隊員が、沖縄で非暴力に目覚めていったエピソードは心に残る。辺野古の新基地建設断念とすべての米軍基地の廃止、そして平和な未来への願い…沖縄の戦後はまだ終わっていない。

    2017年/95分/カラー/日本

監督プロフィール

  • 都鳥伸也
    1982年岩手県北上市生まれ。2008年に『いのちの作法』でプロデューサーとしてデビュー。2012年、『希望のシグナル』では監督としてもデビューを果たす。その後、『1000年後の未来へ』(2014)、『増田 進 患者さんと生きる』(2015)など、地元・北上市からドキュメンタリー映画を双子の兄・拓也とともに、コンスタントに発信し続けている。