東京ドキュメンタリー映画祭2018
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 原一男『MINAMATA NOW!』(短縮版)/田原総一朗(仮)

上映作品

招待1原一男『MINAMATA NOW!』(短縮版)/田原総一朗(仮) 上映時間短縮版・併映あり

12月1日(土) 10:00 上映 上映後トークあり:原一男(本作監督)

  • 国と熊本県の責任を認めた関西訴訟最高裁判決の2004年10月15日にクランクインして以来、10年以上を経た今も撮影中のドキュメンタリー。棄却された死亡患者の遺族が認定を求めた溝口裁判、高齢化が進む胎児性水俣病患者らの日常。さらに自らダイビングのライセンスを取得し、メチル水銀が鉄板と石で封じ込められた水俣湾の海中を撮影。
    土本典昭監督の水俣シリーズが「昭和の水俣」を写し得たとしたら、本作は「平成の、終らない水俣」に挑む。水俣病事件をめぐる人びとの複雑な人間関係に悩まされながらも取材を続ける。

    ※短縮版に変更
    ※『ドキュメンタリスト・田原総一朗(仮)』の
    映像を上映予定

    2016年/カラー/日本  ※短縮版

監督プロフィール

  • 原一男
    1945年山口県生まれ。障害者と健常者の“関係性の変革”をテーマにした『さようならCP』(72)でデビュー。元妻・武田美由紀の自力出産を記録した『極私的エロス・恋歌1974』(74)、元日本兵・奥崎謙三が上官の戦争責任を追究する『ゆきゆきて、神軍』(87)、小説家・井上光晴の虚実に迫る『全身小説家』(94)、初の劇映画『またの日の知華』(05)を発表。寡作ながらいずれも高い評価を得ており、世界各地でレトロスペクティブが開催されている。最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』が公開中。