上映作品
短編9ドキュメンタリー表現の最前衛
12月12(水)19:00 上映
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『10424』 上映時間10分
人間と“彼ら”の付き合いは現在も形を変えながら続いている。今や家族の一員として共存しているからこそ、目を背けがちなこの現状を伝えることは安易ではない。“彼ら”の存在とは何か、私たちの意識に問いかけたい。
2017年/10分/カラー/日本
監督プロフィール
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今治建城
1994年、香川県出身。東京理科大学中途退学後、現在は日本大学藝術学部にて映画を専攻している。彼の在籍作品である今作はIFFNYにて審査員特別賞を受賞した。
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『綿の意思』 上映時間13分
本作は、アートイベント「笠岡諸島アートブリッジ2017」にて滞在制作・展示したインスタレーション作品の映像素材に追加素材を加え1本の映像作品として再編集したものである。
岡山県笠岡市にある白石島に2017年7月中旬から約1か月間滞在し、国指定の重要無形民俗文化財である白石踊の練習からお盆までの様子や人々の営み、島の景色を、外の人間である自分の幽霊的な眼差しで、島で古くから栽培されている和綿の綿が宙を漂うように捉えようと試みた作品。2018年/13分/カラー/日本
監督プロフィール
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濱田公望
1980年生まれ、高知県出身・在住。2004年から映像作家として活動を開始する。2010年頃から中四国各地の地域アートイベントへ参加し、滞在制作〜作品展示を行う。また高知県いの町で自らアートイベント「イノビ」の企画・運営も行っている。
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『凶暴なまでの沈黙』 上映時間20分
2015年12月21日。 福島第一原発2号機の原子炉建屋内に備え付けられた、監視カメラに狐が捉えられていた・・・2016年/20分/カラー・モノクロ/フランス・日本
監督プロフィール
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ヴァンサン・ギルベール(Vincent Guilbert)
1976年、フランス・サン=ドニ生まれ。1990年代前半よりスーパー8mmフィルムを使って実験映像やコマ撮りアニメを作り始める。
1999年にパリの映画学校を卒業。2001年には映画学校時代の友人たちと映像制作会社を設立し、2003年にドキュメンタリー映画『アルジェリア音楽の中心で』を共同で監督する。
2005年よりフリーランスのディレクター/カメラマンとしての活動を開始。2006年から6年間、東京の映像制作会社に勤務。
2013年よりフリーの映像作家として活動している。主なテーマは、時間および記憶や断片に関連する。
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『KATSUO-BUSHI』 上映時間25分
2013年に和食がUNESCOの無形文化遺産に登録されました。その影響もあってか、現在世界における日本食文化の広がりは大きく、日本食文化の大きな変化の時にあります。その影響は日本食文化の基本を支える鰹節の職人達にも降りかかっています。
乱獲による漁獲量の低下、漁法の変化による原材料の質の変化、後継者問題など様々な問題を抱えていますが、西伊豆にある日本一小さな鰹節工場では職人が今日も変わらぬ形で鰹節を作り続けています。2015年/25分/カラー/日本
監督プロフィール
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中島悠
富山県出身 映像作家、ドキュメンタリアン。2010年、渡米。2013年公開のドキュメンタリー映画「ハーブアンドドロシー ふたりからの贈り物」の制作に参加。2015年、渡独。2015年より始まったWOWOWとIPCの共同企画、パラリンピックドキュメンタリーシリーズ "WHO I AM" に監督として参加。2018年より東京を拠点に映像作家として監督、撮影、プロデュースと様々な形で活動を行う。
http://yunakajima.com/about/