東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > 大鹿村から吹くパラム
上映作品
長編5大鹿村から吹くパラム 上映時間87分
12月12日(日)10:00~上映
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今は亡き原田芳雄が10年前に大鹿歌舞伎を知らしめた大鹿村はリニア工事により自然環境が危機に瀕していた。偶然の出会いから大鹿村を知った監督は前半ではイギリス人の暮らし方を中心に魅力的に描き、後半ではスローガン「リニアは理に合わない」に沿った住民運動を映し出す。題名に大鹿村に吹く風と今後への願いを込めた渾身の作品。
2021年/87分
監督のことば
この作品は私たちが大鹿村の人たちと一緒に作った共同制作作品だ。私の役割はただ流されている話を拾い集めることだけだった。私は大鹿村に種を蒔いてしまった。この種がこれからどんな穀物になるのか、実になるのか、わからないが見つめ続けていきたい。コロナウィルスで皆が苦労している今、この映画を通じて南アルプスの空気を感じ、大鹿村の暖かい風を感じてほしい。監督プロフィール
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金明允(キム・ミョンユン)
1992年、韓国・仁川(インチョン)出身。仁川大学で演劇を専攻中の2011年、韓国ドラマ 『ATHENA -アテナ-』の照明部員として初めて日本を訪れる。兵役中は独島(竹島)に勤務。フランス、スペイン滞留をへて、2016年、日本映画大学に入学。2018年、登戸駅でチラシを配るおばさんに「リニア新幹線問題」を聞かされたことをきっかけに長野県大鹿村の取材をはじめ、作品を完成させる。