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上映作品
特集1冥界婚
12月17日(金)13:20〜上映
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冥界婚 上映時間104分
韓国には、独身で亡くなった男と女を死後に結婚させる風習がある。本作では、遠洋漁業で死んだ34歳の男と、失恋で自殺をした27歳の女性を、金石出というムーダンが冥界婚させる。シャーマンが口寄せし、男性の霊が従兄に憑依して自己の死の詳細を語るシーンは圧巻。死者と生者の感情が交錯し、哭きと恨のめくるめく世界が現出する。
2018年/104分
監督のことば
1980年から韓国の冥界婚を2回撮っている。3回目は決定版を作ろうと1999年に撮影した。しかし、2日間続くクッ(祭儀)の歌、語り、呪文を、全訳してくれる人がいなかった。それができなければと、私の気持ちも遠のいていった。2014年、韓国の多島海でのセウォル号沈没の悲劇は、亡くなった若者たちの「冥界婚」を各地に生んだ。私はこれこそが冥界婚(死後結婚)だという記録を完成させたいと思った。2年かかってしまった。監督プロフィール
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北村皆雄
1942年、長野県出身。映画監督、TV製作者。沖縄・韓国・日本・ヒマラヤ・チベットで数多くの作品を作る。日本映像民俗学の会代表、ヴィジュアルフォークロア主宰。代表作に、映画『カベールの馬』(1969)、『アカマタの歌』(1973)『見世物小屋』(1997)『修験』(2005)『ほかいびと~伊那の井月~』(2011)など。現在『チロンヌプカムイイオマンテ』を製作中。