“先の戦争”の現在地

戦後79年、当事者が次々と亡くなるなか、太平洋戦争は今どう記録されるのか。戦死した祖父が祖母に寄せた強烈なラブレター。一昨年逝去した詩人・鈴木志郎康さんが故郷・亀戸で遺した言葉。物語らぬ遺骨の収集に集う人々から浮かび上がる沖縄戦。鹿児島の離島、黒島に伝わる特攻兵の記憶を継承する若者たち。四者四様の記録。