本年8月に前プログラムディレクターが辞任した問題を受け、本映画祭では、誰もが安全に、安心して参加できる映画の現場(映画祭を含む)のあり方を、トークセッションにて考える機会を設けました。実際のドキュメンタリー映画や、現場を預かる運営者の実例を踏まえながら、ハラスメントのない、互いの尊厳を尊重できる映画界にするためのポイントを具体的に考えます。
*詳細・ゲストは追って本サイトにて発表します。
*映画祭プログラムチケットの半券をお持ちの方は、無料で入場できます。
アフター・ミー・トゥー
2017年秋、世界中に広がった「#Me Too」キャンペーン。この、性暴力の被害体験を「#私も」というハッシュタグとともにSNSに投稿する運動は、フェミニズムの気運が高まっていた韓国でも2018年以降大きく盛り上がった。それから3年後の2021年。かつての熱気が落ち着いた「#Me Too」は、どのような状況にあるのかー。ドキュメンタリー映画『アフター・ミー・トゥー』は、「#Me Too」の“その後”を4つのテーマで映し出す。
監督:パク・ソヒョン、イ・ソミ、カン・ユ・ガラム、ソラム
プロデューサー:パク・ヘミ、ナム・スナ|企画:カン・ユ・ガラム、パク・ヘミ、ナム・スナ
製作:「アフター・ミー・トゥー」プロジェクトチーム
配給:ストロール
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KAKERU カケル ~舞台の裏の物語~
ドイツ人のクラウス・フランケは、ドイツと沖縄の文化の懸け橋となるため、ライン川を巡る音楽・演劇台本を書き、資金調達に奔走したが未だ返事すら来ない。助成がもらえるのかもらえないかは公演の直前まで分からない。けれども練習を進めていかなければ何もできていないのに本番を迎えてしまう。100名を超える出演者の士気を高めなければと焦る。役者や合唱団の練習場所へ、IDA衣装チームの学校へ、ブラスバンド練習場所へ、と慌ただしく活動するとき、いろんなハプニングや公演を妨げるような事ばかりが続く。彼は精神的に限界まで追い込まれる中、試練をどのように乗り越えていくのか?果たして無事に開催することはできたのか?
香港時代革命
2019年、香港では自由と民主化を求める大規模な抗議デモが勃発。警察の暴力に抵抗するデモ隊を、市民や学生の立場で支持し、撮影する人々がいた。しかし破壊行為への反感から政府支持の市民も現れ、デモは行き詰まる。分断の進む中、もがきながら記録を続けるトラック運転手や学生記者に密着し、激動の香港に生きる人々の姿を見つめる。