エスニシティを超えて

パンデミックの時代、日韓の女性4人がアバターで連帯し、ジェンダーのありかたなどを語り合う『瞬間移動』。台湾の港町・基隆で息づく在台コリアンの女性を描く『岸を離れた船』。サンノゼのベトナム人街の家に置かれた固定カメラが、アメリカ社会を照射する『アンラックの家』。歴史や社会を越境し、躍動するアジアの監督たち。

◎舞台挨拶
▶︎12/17(日)10:00の回 上映後
 登壇:苗加奈那監督、丹沢千文監督、黄威勝監督、山崎春蘭監督

 

現代の家

人間の生活を繋げる「家」とは何を示しているのだろうか。東日本大震災で被災した石巻の家に宿る記憶を辿る『家は生きていく』。シェアハウスで共同生活を営む少年と彼を見守る同居人たちの目線『​​家族の間取り』。「家庭」を築く制度を、建築基準法や同性婚、家族制度の目線で検証する『繁殖する庭』。「家」「家族」「家庭」にまつわる3作品。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)14:10の回 上映後
 登壇:松井至監督、繁殖する庭プロジェクト (小宮りさ麻吏奈監督+鈴木千尋監督)、ジョイス・ラム監督
▶︎12/16(土)12:30の回 上映後
 登壇:松井至監督、繁殖する庭プロジェクト (小宮りさ麻吏奈監督+鈴木千尋監督)、ジョイス・ラム監督

 

障がいと共にある暮らし

発達障がいを抱えながら、馬を飼うことが生きがいのイギリス人女性を描く『田舎娘』。15年前、知的障がい者の男性が警察に取り押さえられて亡くなったことの意味を問う『いつもの帰り道で 安永健太さんの死が問いかけるもの』。母となったデフカーリング選手の決意と家族の支えを描く『ダブル・ロール』。誰もが共生できる社会のありかた、その状況を問う3作品。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)10:00の回 上映後
 登壇:川西薫監督
▶︎12/19(火)16:55の回 上映後
 登壇:今井友樹監督、川西薫監督、松橋早友梨さん(『ダブル・ロール』出演)

いっしょ家

🏆長編部門コンペティション 観客賞

福井県越前市にあるデイサービス「いっしょ家」では、お年寄りや発達に特性のある子ども、障がいのある人などが集い、スタッフと共にひとつ屋根の下で過ごしている。それぞれが思い思いの時を過ごす「いっしょ家」の日常を見つめながら、インタビューを交え、この“共生の空間”が利用者に果たすそれぞれの意味を、ていねいに追っていく。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)12:00の回 上映後
 登壇:宮下浩平監督
▶︎12/16(土)14:40の回 上映後
 登壇:宮下浩平監督、池田あゆみさん(「いっしょ家」代表)