カメラがたどる記憶

かつて世話になった人々に、自らの「これまで」と「本当の私」をカミングアウトする男性の旅に密着した『カミングアウトジャーニー』。奈良県斑鳩で20年間、共に暮らした人々との交流を、僧侶でもある監督がみつめた『肩を寄せあって』。変わるものも、変わらぬものもある時の流れと、そこに在ったかつての「自分」をみつめた2本。

◎舞台挨拶
▶︎12/12(火)14:15の回 上映後
 登壇:山後勝英監督、横田丈実監督
▶︎12/22(金)9:40の回 上映後
 登壇:横田丈実監督

アイデンティティの揺らぎ

『娘より、父へ』は、著名な映像作家の父を亡くした19歳の監督が、父への思いと自分の決意を多彩なモノローグと映像で表現。『彼女の生き方 - Living and Being Alive』は、大学4年生の従妹が、和歌山の梅農家をはじめ、日本各地を転々としながら “自分”を発見する過程に伴走。令和を生きる若者の“自分探し”が鮮やかに浮かび上がる。

◎舞台挨拶
▶︎12/12(火)12:15の回 上映後
 登壇:龍村仁美監督
 メッセージ:田中千里監督
▶︎12/17(日)13:50の回 上映後
 登壇:龍村仁美監督
 メッセージ:田中千里監督

自然との共生

知られざるイワナの世界と、固有種が失われつつある問題を、美しい映像と多角的なインタビューで掘り下げる『ミルクの中のイワナ』。千葉県房総半島で大きな問題となっている害獣キョンの命と向き合い、行動する猟師たちを描いた『命の再燃 房総の山にキョンは鳴く』。人間と自然との、これからの関わり方のヒントを提示する2作品。

◎舞台挨拶
▶︎12/12(火)10:00の回 上映後
 登壇:櫻井昂希監督、坂本麻人監督
▶︎12/17(日)15:50の回 上映後
 登壇:櫻井昂希監督

 

見えるものと見えないもの ‐画家 大﨑真理子のみた風景‐

2018年に23歳で夭折した画家・大﨑真理子。大学在学中に京都市長賞を受賞し、今後の活躍が期待されるなか、不慮の事故でこの世を去った。寡作ながら、確かなものを求めて手を動かし続けた彼女の足跡と創作姿勢を、生前の映像や関係者のインタビューを交えながらていねいに紐解き、一人の表現者の生きた証がスクリーン上に蘇る。

◎舞台挨拶
▶︎12/12(火)16:30の回 上映後
 登壇:筒井勝彦監督
▶︎12/17(日)14:40の回 上映後
 登壇:筒井勝彦監督