現代の家

人間の生活を繋げる「家」とは何を示しているのだろうか。東日本大震災で被災した石巻の家に宿る記憶を辿る『家は生きていく』。シェアハウスで共同生活を営む少年と彼を見守る同居人たちの目線『​​家族の間取り』。「家庭」を築く制度を、建築基準法や同性婚、家族制度の目線で検証する『繁殖する庭』。「家」「家族」「家庭」にまつわる3作品。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)14:10の回 上映後
 登壇:松井至監督、繁殖する庭プロジェクト (小宮りさ麻吏奈監督+鈴木千尋監督)、ジョイス・ラム監督
▶︎12/16(土)12:30の回 上映後
 登壇:松井至監督、繁殖する庭プロジェクト (小宮りさ麻吏奈監督+鈴木千尋監督)、ジョイス・ラム監督

 

ロマンチック金銭感覚

🏆長編部門コンペティション 準グランプリ

監督二人が出演し、自らの生活状況を交えながら、「お金」の価値やそれに伴う人同士のつながりへの考察を深めてゆく、フィクションとドキュメンタリーが融合したユニークな作品。緑豊かな京都の里山で、作家ミヒャエル・エンデの提唱したエイジングマネー(自然に還るお金)を実践する人々の刺激的な言葉が、“価値の常識”に揺さぶりをかけてゆく。

◎舞台挨拶
▶︎12/15(金)12:15の回 上映後
 登壇:緑茶麻悠監督、佐伯龍蔵監督
▶︎12/16(土)10:00の回 上映後
 登壇:緑茶麻悠監督

奇妙な外国語、フランス語

パリ第8大学の授業「フランス語講座」に監督のカメラが密着する。シリアやスーダン、アフガニスタンなど、自国で学業を続けることが困難な学生たちが、個性的な二人の教師に見守られ、言語の理解のみならず、フランスで幸せに生きていくための心構えやユーモア、エスプリなどを学んでいく様子が生き生きと描かれる。

◎舞台挨拶
▶︎12/13(水)12:10の回 上映前
 登壇:ニシノ マドカ監督
▶︎12/16(土)16:50の回 上映後
 登壇:ニシノ マドカ監督

いっしょ家

🏆長編部門コンペティション 観客賞

福井県越前市にあるデイサービス「いっしょ家」では、お年寄りや発達に特性のある子ども、障がいのある人などが集い、スタッフと共にひとつ屋根の下で過ごしている。それぞれが思い思いの時を過ごす「いっしょ家」の日常を見つめながら、インタビューを交え、この“共生の空間”が利用者に果たすそれぞれの意味を、ていねいに追っていく。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)12:00の回 上映後
 登壇:宮下浩平監督
▶︎12/16(土)14:40の回 上映後
 登壇:宮下浩平監督、池田あゆみさん(「いっしょ家」代表)