障がいと共にある暮らし

発達障がいを抱えながら、馬を飼うことが生きがいのイギリス人女性を描く『田舎娘』。15年前、知的障がい者の男性が警察に取り押さえられて亡くなったことの意味を問う『いつもの帰り道で 安永健太さんの死が問いかけるもの』。母となったデフカーリング選手の決意と家族の支えを描く『ダブル・ロール』。誰もが共生できる社会のありかた、その状況を問う3作品。

◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)10:00の回 上映後
 登壇:川西薫監督
▶︎12/19(火)16:55の回 上映後
 登壇:今井友樹監督、川西薫監督、松橋早友梨さん(『ダブル・ロール』出演)

戦争の「声なき声」

“海軍の街”佐世保の空襲で被災した祖父の話を起点に、現在の市民感情を掘り下げる『祖父の空襲体験』。原爆死した息子に対する母の慟哭を、女優・紺野美沙子が朗読する『星は見ている』。広島市内に今も点在する“被爆樹木”の面倒をみる樹木医を追った『広島の被爆樹木の声を聴く』。「戦争を語り継ぐこと」の現在地を知る3本。

◎舞台挨拶
▶︎12/10(日)12:00の回 上映後
 登壇:木村優里監督、小川典監督、山本和宏監督

南西諸島の基地問題

自衛隊基地の問題や、防衛施設の建設が進められようとする南西諸島の状況は、本土ではあまり報じられない。2023年3月の自衛隊基地の開設や迎撃ミサイル配備を記録した『ドキュメント石垣島』。米軍訓練施設の建設が予定される鹿児島県馬毛島に隣接する種子島での政府説明と住民運動を記録した『島を守る』。二つの映像レポートから、この国の民主主義を問う。

◎舞台挨拶
▶︎12/10(日)10:00の回 上映後
 登壇:湯本雅典監督、川村貴志監督
▶︎12/19(火)14:55の回 上映後
 登壇:湯本雅典監督

メディアが伝えなかった復興物語 ~水産加工業10年の軌跡~

東日本大震災で被害を受けた宮城、岩手の中小水産加工業5社の復興過程を、経営者の視点から長期にわたって記録した作品。この10年は、再建に向けた奮闘のなか、不漁、労働力不足などの問題や、資材費の高騰、行政の助成の方針、またコロナ禍の影響等に振り回される日々でもあった。一筋縄ではいかない「復興」から見える、この国の未来とは?

◎舞台挨拶
▶︎12/10(日)14:20の回 上映後
 登壇:田中敦子監督
▶︎12/19(火)10:00の回 上映後
 登壇:田中敦子監督