贈り物

日系カナダ人のノリコは、幼少期に住んでいた家を売却することになり、故郷である長崎へと向かった。彼女は家の整理の過程で、被爆者であり30年前に亡くなった母・ミツコの過去へと思いを馳せていく。生前、過去について語ることのなかったミツコだったが、協力者と出会ううち、やがてミツコの“秘密”が明らかになってゆく。カナダ人のレべスク監督が、端正な美しい映像とともに日本の「負の記憶」と向き合っていく。