忘却に抗う

節目の報道では捨象されがちな被災地の記憶と“現在”にこだわる4本。ロトスコープアニメーションによる“あの日”の記憶。かつて大津波が襲った北海道奥尻島で静かに進む限界集落化をみつめる人々。故郷を離れる人が続出する一方で移住者が現れる福島県浪江町の今。「メルトダウンは防げた」と、ひとりで福島原発事故の検証を続ける記者。彼らの声が問うものとは?