継承と革新

知る人ぞ知る“日本のこころ”がうかがえる2本。 京都の帯屋・山口源兵衛氏が、蒐集する織物の子供服に込められたメッセージを紐解く『いのちの被膜』。『浮草』は、フランス人の監督が、大衆演劇の女形スター橘大五郎の一座に密着。若くして一座の長を預かる彼の覚悟や、寝食を共にしながら舞台に生きる役者たちの素顔をみつめる。