近年、台湾各地に開業している独立系書店15店を訪ね、個性あふれる店舗の様子や人間模様を詩的に描いたオムニバス・ドキュメンタリー。街角、山、海辺など、様々な場所に書店をつくる経営者や、そこに立ち寄り、本を求める人々の周りにある、豊かで安らかな時間と空間を、カメラはそのまま、包むように記録する。
台湾記録片B
1900〜1907年にかけて先住民族タイヤルは伝統法「ガガ(Gaga)」を守りながら日本の統治に抵抗した。この知られざる「トパ戦争」を子孫である監督が描いた『火種を再燃させる』。1945年に志願兵となり、朝鮮で敗戦を迎えた後、3年半にわたってシベリアに抑留された台湾出身の元日本兵の波乱の人生を捉えた『いつの日にか帰らん』。台湾と日本の歴史の狭間に生きた人たちの記録。
台湾記録片A
東京ドキュメンタリー映画祭はこれまで、人類学・民俗映像部門コンペティションを除いて、日本国内の制作者による作品を中心に紹介してきましたが、今年初めての試みとして、幅広い記録映画の文化と伝統を持つ台湾の作品を紹介することになりました。台湾と日本の歴史的な関係を描いた作品や、日本では公開の機会が限られている作品をセレクションし、上映します。
