クロージング上映

2016年に64歳で惜しくも亡くなった女優・シンガーソングライターのりりィ。彼女が晩年に精力を注いでいた「りりィ+洋士」のライブを観て惚れ込んだカメラマンの髙間賢治が、自費でその活動を撮影し続けた。今なお輝きを放つ歌声を記録したライブ映像に、親友・研ナオコら関係者の証言を加えた髙間の初監督作品を特別に上映。

◎舞台挨拶
▶︎12/22(金)16:30の回 上映後
 登壇:髙間賢治監督

人類学・民俗映像部門特別上映作品
追悼 岩崎雅典 海人と山人の民俗

「福島 生きものの記録」シリーズで知られ、2021年に逝去した岩崎雅典監督。トカラ列島の中之島で、20年ぶりの丸木舟づくりにかける人々の情熱を追った『最後の丸木舟』。秋田県の山深く、マタギたちの緊張感あふれるクマ狩りを通して、山人の精神を描いた『又鬼』。1970年代以降に、日本列島の南北で特筆すべき民俗文化を持ち伝えていた海と山の人々の生活の息吹をフィルムに焼き付けた初期2作品を追悼小特集として上映する。

◎舞台挨拶
▶︎12/21(木)10:00の回 上映後
 登壇:北村皆雄(ドキュメンタリー映画監督)、明石太郎(『最後の丸木舟 吐噶喇列島中之島の記録』『又鬼』撮影)

舞踏の世界

舞踏を記録した映画の特集。2021年にも上映されたダンスユニットが、地中海のマルタ島を舞台に踊る『後背・地』。万城目純による《PERFORMATIVE LYFE》シリーズの最新作『鳩の沐浴 Ablutions』。2006年の「大野一雄100歳の日」の様子や、その前年のジョナス・メカスと監督のヴィルジニ−・マルシャンの日本の旅を描いた『てんかん症のオペラ舞踏』の3本を上映。

◎舞台挨拶
▶︎12/13(水)16:35の回 上映後
 登壇:万城目純監督
 ビデオメッセージ:ヘイケ・セルザー&アナ・ベーア監督