コロナ禍の続くなか、４年目を迎えた東京ドキュメンタリー映画祭は、過去最高の200本以上の応募があり、新設の「人類学・民俗映像部門」にも、国内外の祭祀や少数民族の生活をとらえた40本以上の貴重な作品が集まりました。上映作品には、コロナ禍の芸術家、国境の島、外国人移民、性的マイノリティなど、流動化する社会を反映した人びとが登場し、高校生の制作したドキュメンタリーも特別に上映されます。大阪では、昨年12月の本祭より受賞作や話題となった作品をセレクト。多様なドキュメンタリーの世界をお楽しみください。

金子遊・佐藤寛朗(「東京ドキュメンタリー映画祭」プログラム・ディレクター)