東京ドキュメンタリー映画祭2021

上映作品

長編故郷とせっけん 上映時間131分

3月8日(火)14:45~上映

  • 伝統産業のせっけん製造が有名な、シリア・アレッポでせっけん工場を経営していたカダハ家。しかし、アラブの春を端緒とする戦闘の拡大で、一家は国境を越えての移動を余儀なくされる。国境を越えてなおトルコで続けられる一家のせっけん作りの営みに、彼らの日々の想いが切実に、丁寧に織り交ぜられる渾身のドキュメンタリー。

    ◎舞台挨拶
    ▶︎3/8(火)14:45の回 上映後
     オンライン登壇:八島輝京監督

    2021年/131分

監督のことば

シリアの戦況が激化し、連日報道がなされていた頃、空爆を伝える新聞を読んでいた友人が「私はアレッポせっけんを長年使っているんだけど、あれ、今でもシリアで作ってるのだろうか」と呟きました。何と返事したか覚えていませんが、友人のその呟きは、ずっと私の心に残り続けていました。 そこから数年、私は多くの人々に助けてもらい、トルコ・シリアの国境の町にあるせっけん工場にたどり着きました。

監督プロフィール

  • 八島輝京
    1993年東京生まれ。立命館大学映像学部卒(映像人類学専攻)。在学中は映画部に所属。卒業後、日本電波ニュース社入社。同社退職後、フリーランスを経て、Allophone Movie(株)を設立。名護市辺野古の人々の暮らしを撮った映画『辺野古抄』が、第一回東京ドキュメンタリー映画祭で長編部門観客賞受賞。
  • 芸術文化振興基金
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