東京ドキュメンタリー映画祭2018
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 『チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜』

上映作品

長編8『チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜』 上映時間90分

12月12日(水) 10:00 上映

  • 福島の原発事故以降、何十万年も毒性が消えない「核のゴミ」の処分方法を、国は決定できずにいる。高レベルの放射性廃棄物を地層処分する研究施設をもつ、北海道の幌延町。映画は、その近くで酪農を営む久世薫嗣(くぜ・しげつぐ)さん一家の生き方を紹介し、もう一つの研究施設がある岐阜県の東濃地域を取材する。そしてカメラは、世界初の地下処分施設を建設中のフィンランドのオンカロと、原子力大国フランスの処分計画地のビュール村を取材する。
    処分地に生きる人々の生活と抵抗する姿を描きながら、人類が直面するエネルギーの課題について問いかける。

    2016年/90分/カラー/日本

監督プロフィール

  • 島田 恵
    1959年東京生まれ。写真家・ドキュメンタリー 映画監督。1986年のチェルノブイリ原発事故後、核燃問題で揺れる 六ケ所村を初めて訪ね衝撃を受け撮影を開始する。1990年~2002年まで同村に在住。写真集「六ケ所村 核燃基地の ある村と人々」(高文研)で第7回平和・ 協同ジャーナリスト基金賞を受賞。同名の全国縦断写真展を行う。3.11後に制作した映画「福島 六ケ所 未来への伝言」は「2014年キネマ旬報文化映画 部門」第7位となる。