東京ドキュメンタリー映画祭2022

上映作品

長編5霧が晴れるとき 上映時間80分

12月11日(日)12:30 / 12月20日(火)10:00

  • 第2次世界大戦中、死者6000人を超える激戦でありながら、戦後は忘れ去られたアリューシャン列島アッツ島・キスカ島の戦い。日米の遺族や島の先住民アリュート人にとって、この戦いはどんな意味を持つのか。残骸の眠る現地訪問や、奇跡的な交流を通してみえてきた“終わらない物語”を、10年の歳月をかけて描く。ナレーションは長谷川博己。



    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/11(日)12:30の回 上映後
    登壇:平野晃弘さん(『霧が晴れるとき』プロデューサー)
    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/20(火)10:00の回 上映後
    登壇:小川典監督

    2020年/80分

監督のことば

「98歳の女性の元に、夫が眠るキスカ島の花が67年ぶりに届いた」。全ての始まりは、2009年に目にした新聞記事でした。この作品を通して、“忘れられた戦争”と言われるアリューシャンの戦いの詳細…。「戻ることが許されない」キスカ島・アッツ島に今なお残る傷跡…。亡くなった人たちの痕跡を辿り続ける遺族たち…。歴史に翻弄され、故郷を失った人々…。そんな知られざる物語に、光を当てることができればと願っています。

監督プロフィール

  • 小川典

    ニューヨークで映画制作を学び、以降様々な映像作品を手掛ける。現在はTVのドキュメンタリー番組を中心に制作。これまでの作品に、『Quarter(クォーター)』(2009年)、『霧が晴れるとき』(2020年)、『星は見ている』(2022年)など。

  • 芸術文化振興基金
  • 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
  • エトノスシネマ
  • アジアンドキュメンタリーズ