東京ドキュメンタリー映画祭2022

上映作品

長編7マエルストロム 上映時間79分

12月12日(月)11:45 / 12月17日(土)11:45

  • 2002年、ニューヨークの美大を卒業したばかりの“私”は、突然事故に遭い、帰国を余儀なくされる。障害を負い、大混乱(マエルストロム)の日々の中で、やがて“私”は、それまでとは全く変わった日常の記録を始める。家族との葛藤や、事故前求めていたアートとの繋がり…。様々な別れと出会いを経ながら、自身が着実に再生してゆく過程を記録した、魂のセルフ・ポートレート。



    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/12(月)11:45の回 上映後
    ▶︎12/17(土)11:45の回 上映後
    登壇:山岡瑞子監督

    2022年/79分

監督のことば

交通事故により日本に戻ることになり、病院で「今は慌ただしく対応に追われていても、それが落ち着き、失ったものの大きさに気付かされた時、耐えられるだろうか?」と感じた不安は現実のものとなり、様々な不安の渦中に『マエルストロム』の制作を始め、結論が見えないまま何年も経ちました。完成させないと事故前の自分を本当に失う、という想いから、諦めずに制作を続けていくうちに、周囲に予期せぬ変化が起き始め、私個人の記録が別の意味を持ち始めました。

監督プロフィール

  • 山岡瑞子

    東京生まれ。98年渡米。美術大学Pratt Institute卒業直後、交通事故に遭い帰国。NPO法人に勤める傍ら、デンマーク留学中に映像編集を始め映画美学校ドキュメンタリー科修了。2016年短編ドキュメンタリー『The Lost Coin』制作。BankART AIR 2021 (横浜)参加。2022年1月、長編ドキュメンタリー『マエルストロム』完成。本作で第3回ピッツバーグ大学日本ドキュメンタリー映画賞グランプリ受賞。

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