東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > オーディナリー・ライフ
上映作品
長編6オーディナリー・ライフ 上映時間75分
12月12日(月)10:00 / 12月17日(土)10:00
-
視覚障害者の男性2人の音楽ユニット、ズーウェイとアジェを、それぞれのパートナーとの普通の生活をカメラは追う。魅力的な二組のカップルの微笑ましくも羨ましくも感じさせる暮らしぶりが観る者にコロナ禍以降の生活に必要なコミュニケーションが何かを教えてくれる。盲導犬アランに注目。
◎舞台挨拶
▶︎12/12(月)10:00の回 上映後
ビデオメッセージ:魏鵬鶴(ギ・ホウカク)監督
2021年/75分
監督のことば
中国の社会には、中国の大都市・広州市の人口と同じぐらいの約1700万の視覚障害者がいる。しかし1700万の視覚障害者の中で、積極的に社会に出て活動している人はごく僅かだ。加えて彼らは常に、公共の場で周りの“見つめ返されることなく見つめたい”と言う目線に晒されている。私はその多くの目線を思い出しながら、2021年の3月に視覚障害者についてのドキュメンタリー映画を撮りはじめた。撮影している間、私は“自分のカメラがどんな目線を持ちながら彼らの日常を見つめるべきか”と言う疑問を持ちながら、七ヶ月間の撮影を行った。
監督プロフィール
-
魏鵬鶴(ギ・ホウカク)
1990年中国の江西省生まれ、2016年魯迅美術大学の彫刻専攻を卒業。2018年大阪芸術大学映像学科に入り、ドキュメンタリー映画制作の専攻をした。2021年『オーディナリー・ライフ』を制作、2022年大阪芸術大学のドキュメンタリー専攻を卒業。現在中国の南京市でドキュメンタリー関係の仕事に関わって暮らしている。