東京ドキュメンタリー映画祭2022

上映作品

長編9ポラン 上映時間74分

12月15日(木)10:00 / 12月18日(日)16:15

  • 2021年2月、東京都・大泉学園の古書店「ポラン書房」が惜しまれつつ閉店した。カメラは開店からの軌跡、刻々と迫る閉店までの日々と店舗の解体、閉店後の店主たちの足取りを追う。その過程で、さまざまな物語を引き付けていた「磁場」としてのポランの魅力が浮かび上がり、閉店の悲しみはありつつも、鑑賞後は不思議なあたたかさを覚える。



    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/15(木)10:00の回 上映後
    ▶︎12/18(日)16:15の回 上映後
    登壇:中村洸太監督

    2022年/74分

監督のことば

幼い頃から当然のように街にあったポラン書房が閉店する。それを知り、半ば衝動的に本作を撮り始めた。カメラを通して見たポランは、外の世界へと開かれ、さまざまな物語を引き寄せる「磁場」のような空間で、私自身もそこに巻き込まれていった。閉店日で終わる感動的な「幕切れ」の物語からは捨象されかねない、人々やモノの持つ記憶や感情を掬い上げることで、ドラマの「磁場」としてのポラン書房の様相に迫りたいと思った。

監督プロフィール

  • 中村洸太

    1998年東京都生まれ。立教大学社会学部在学中は映画制作サークルに所属し、主に劇映画を監督する。現在は京都大学大学院 人間・環境学研究科 修士課程で映画研究を専攻している。本作の短編版『最終頁』(2021)はCineYouth Festivalの最優秀ドキュメンタリー賞受賞作としてシカゴ国際映画祭で上映され、本作はPFFアワード2022に選出された。

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