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上映作品
人類学1それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~ 上映時間89分
12月13日(火)10:00 / 12月22日(木)10:00
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それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~ 上映時間89分
近畿や北陸を旅してまわる伊勢大神楽。400年続くという旅の1年を記録。家々を訪ね、獅子舞で祓い、放下芸と呼ばれる芸能をして人々の幸福を願う。コロナ禍にも人々との交流が紡がれる。民族音楽学を専門とする作者と大神楽の人々の信頼関係を土台として紡がれた映像民俗誌。作者自身による瑞々しい語りも必見。
◎舞台挨拶
▶︎12/13(火)10:00の回 上映後
登壇:神野知恵監督、山中由里子監督
2022年/89分
監督のことば
私は初めて伊勢大神楽を見たとき、このような仕事が今もあることに心底驚きました。地域の人にとって、神楽師たちは神聖な存在でありながら、懐かしく嬉しい親戚のようでもあると感じ、胸が熱くなりました。しかし、地域住民の高齢化や神楽師の後継者問題、コロナ禍の影響は楽観視できるものではありません。「それでも」、旅を続ける芸能者の逞しさと人々との関係性から、今の時代にこそ多くのことを学べるのではないでしょうか。
(神野知恵)
監督プロフィール
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神野知恵、山中由里子
神野知恵(右):
国立民族学博物館学術資源研究開発センター 人文知コミュニケーター、特任助教。韓国の伝統打楽器芸能「農楽」の研究を行い、2016年に東京芸術大学音楽研究科で博士号を取得(音楽学)。旅する職能芸能者の日韓比較研究に取り組むため、2016年より伊勢大神楽の現地調査を始める。2018年より国立民族学博物館機関研究員、2021年2月より現職。
山中由里子(左):
国立民族学博物館教授。専門は比較文学・比較文化。2019年に特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」実行委員長を務める。単著に『アレクサンドロス変相―古代から中世イスラームへ』(2009、名古屋大学出版会、日本学術振興会賞受賞)、編著に『<驚異>の文化史―中東とヨーロッパを中心に』(2015、名古屋大学出版会)など。