東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男

上映作品

特集2裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男 上映時間67分

12月16日(金)12:35 / 12月23日(金)14:50

  • 裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男
    裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男
  • 裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男 上映時間67分

    ニューギニア島の西半分を占めるインドネシア領には、原生林が広がる盆地バリエム渓谷がある。そこは1954年に至るまで外部との接触がなく、石器時代の暮らしが続いていた。この山地で部族戦争を勝ち抜いてきたダニ族のウクメリック酋長の一代記を、本人の語りと再現ドキュメンタリーの手法で描く野心的な民族誌の試み。
    (※審査員作品)
    ©︎y.ichioka

    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/16(土)12:35の回 上映後
    登壇:市岡康子監督

    監督=市岡康子/1982年/67分

監督のことば

20世紀後半ほど、猛烈なスピードで人類の生活が画一化に向かって変わった時期はないでしょう。「すばらしい世界旅行」が制作された1964年から90年にかけて、わたしたちは諸民族の文化がまだ生き生きと機能している世界を探して、記録しようと努めました。『クラ』の完成から50年、このほど東京ドキュメンタリー映画祭の人類学・民俗部門コンペティションの審査員をするにあたり、ニューギニア島で撮影した作品3本が上映されることになりました。どこよりも文化の核が強く、わたしが愛着を持つこの島の諸相を味わっていただければ幸いです。

監督プロフィール

  • 市岡康子
  • 市岡康子

    1939年、中国長春生まれ。東京都立大学人文学部卒業。62年日本テレビ入社、牛山純一プロデューサーの開拓した「ノンフィクション劇場」でドキュメンタリー制作に入る。72年テレビ番組制作会社「日本映像記録センター」設立に参加。66年から90年まで『すばらしい世界旅行』のディレクターとしてアジア太平洋の民族を民族誌的な視点から記録した。2001年から2007年まで、立命館アジア太平洋大学教授。

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