東京ドキュメンタリー映画祭2020
東京ドキュメンタリー映画祭 > 映画祭について

東京ドキュメンタリー映画祭
について

ごあいさつ

6回目を迎えた「東京ドキュメンタリー映画祭」。本年から「人類学・民俗映像部門」では海外からの作品募集が開始され、応募総数が飛躍的に増えました。テーマも手法も多岐にわたるなか、作品選定にあたっては、取材対象への眼差しや関係性のあり方といった、ドキュメンタリーの持つ倫理性をあらためて意識しました。戦争などの問題や、アイデンティティ、ジェンダーのありかたを自己や社会に問う作品、海外の祭祀や音楽ドキュメンタリーなど、多彩な作品が上映されるこの映画祭が、皆様の興味や関心が深まる“出会いと発見の場”になることを願っています。

プログラマー 佐藤 寛朗

東京ドキュメンタリー
映画祭とは?

東京ドキュメンタリー映画祭は、雑誌とWebでドキュメンタリーの情報発信を手掛ける任意団体「neoneo編集室」のメンバーが中心となり、2018年から開催されているドキュメンタリー専門の映画祭です。年に一度、「長編」「短編」「人類学・民俗映像」の各部門の公募によるコンペティション上映や、特集・特別上映を行い、受賞作品やお客様の支持を得た作品を中心に、近年は大阪でも「東京ドキュメンタリー映画祭inOSAKA」を開催しています。現在、映画祭事務局は「neoneo」メンバーのほか、ドキュメンタリー映像文化の発展と活性化を願う「志」を持ったボランティアにより運営されています。

映画祭の運営に関する
指針について

ドキュメンタリーは事実の記録がベースであり、森羅万象のあらゆる問題を描き得る表現です。そしてドキュメンタリー映画祭は、作家による現実の様々な描写を通して、この社会を考える機会となる役割を持っている、と私たちは考えています。

しかしながら、ドキュメンタリーは社会的に繊細な題材を扱うことも多く、映画祭の実施・運営にあたっては、作品の選定を含め、人間の尊厳や社会的公正に慎重な考慮が求められることを当然の姿勢として考えます。私たちは、出品作家、観客、スタッフの誰もが安心し、安全に参加できる映画祭を実現するため、以下の指針を定め、運営しています。

<東京ドキュメンタリー映画祭 運営指針>

  • 1:あらゆる暴力、ハラスメント行為の禁止
    私たちは、暴言や暴力、性的関係の強要、知識・経験の差や権力勾配を利用した精神的抑圧を含む、あらゆるハラスメントを持ち込まない。
  • 2:差別の禁止
    私たちは、国籍や性別、役職、経験、年齢、ジェンダー、宗教、障がいなどを理由にした差別を行わない。
  • 3:他者の尊厳の尊重と、民主的な議論
    私たちは、他者の尊厳を踏みにじることも、自身の尊厳を犠牲にすることもしない、合議による運営を重視する。
  • 4:慣習のアップデート
    私たちは、自分たちの持つ立場を濫用したり、権力的に利用したりせず、伝統や慣習、社会の動きを日々見つめ、改めるべきところは改める姿勢を持ち続ける。
  • 5:再発の防止と振り返り
    私たちは、自分たちが過ちやミスを犯した時にはそれを認め、至らぬことを正すことを恐れず、再発防止のための学びや振り返りを忘れずに運営する。

開催概要

【日程】
2023年12月9日(土)~12月22日(金)
【場所】
新宿 K’s Cinema
【形態】
1日4回上映、計30プログラム
「人類学・民俗映像部門 コンペティション」6プログラム11本
「長編コンペティション部門」13本「短篇コンペンティション部門」22本
長編7プログラム 短編6プログラム 長編+短編 5プログラム
「特別上映」4プログラム
「特集上映」1プログラム
*長編・短編のコンペティション部門の上映作品は、お客様の投票による「観客賞」の対象となります
*「人類学・民俗映像部門 コンペティション」グランプリ作品には、民俗映像の先駆者の名を冠した「宮本馨太郎賞」が贈られます
【主催】
neoneo編集室
【後援】
一般財団法人 宮本記念財団
【協賛】
エトノスシネマ
【助成】
公益財団法人東京都歴史文化財団
アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
【協力】
ストロール 群像舎 エコーズ

審査員

長編コンペティション部門審査員
代島治彦/まつかわゆま
短編コンペティション部門審査員
佐々木誠/伊津野知多
人類学・民俗映像部門コンペティション
北村皆雄/奥野克巳

東京ドキュメンタリー
映画祭事務局

プログラマー
佐藤寛朗 澤山恵次 津留崎麻子 井河澤智子 吉田悠樹彦 若林良 田淵絵美 竹田史佳
人類学・民俗映像部門予備審査員
遠藤協 山上亜紀 長本かな海
顧問
矢田部吉彦
チラシデザイン
鈴木規子
チラシ編集協力
菊井崇史

メールアドレス:tdff.neoneo@gmail.com

  • ※上記アドレスもしくは「問い合わせフォーム」よりご一報ください。
    折り返し、運営担当者よりお返事を差し上げます

郵便物等の送付先

neoneo編集室
(東京ドキュメンタリー映画祭事務局)
〒162-0801
東京都新宿区山吹町344
第三英晃ビル5F ギンロク内
担当:佐藤
  • 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
  • エトノスシネマ