上映作品
短編障がいと共にある暮らし 上映時間88分
12月11日(月)10:00 / 12月19日(火)16:55
発達障がいを抱えながら、馬を飼うことが生きがいのイギリス人女性を描く『田舎娘』。15年前、知的障がい者の男性が警察に取り押さえられて亡くなったことの意味を問う『いつもの帰り道で 安永健太さんの死が問いかけるもの』。母となったデフカーリング選手の決意と家族の支えを描く『ダブル・ロール』。誰もが共生できる社会のありかた、その状況を問う3作品。
◎舞台挨拶
▶︎12/11(月)10:00の回 上映後
登壇:川西薫監督
▶︎12/19(火)16:55の回 上映後
登壇:今井友樹監督、川西薫監督、松橋早友梨さん(『ダブル・ロール』出演)
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作品1
田舎娘 上映時間15分
🏆短編部門コンペティション グランプリ
発達障がいを抱え、社会保障を受けながらイギリスで暮らす赤毛の女性リリットは、ある馬主に手放された馬のメグを購入し、飼うことを生きがいにしている。だが十分な収入は得られず、えさ代の捻出にも苦しむ日々。リリットにとってメグはどういう存在なのか?モノローグの語りと共に、馬と生きる彼女の生活が描かれる。2022年/15分/イギリス
監督のことば
皆様、映画のご視聴ありがとうございます。
主人公リリットの大切な存在の為に生きる底知れない愛が皆様にも伝わると嬉しいです。
監督プロフィール
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エレン・イバンス
ロンドン在住のマレーシア系イギリス人。デビュー作の『Lilith』(短編映画)はBBC iPlayerで放映され、後に『Country Girl』がでbyーさくの延長として誕生し、イギリスのBFI Doc Societyにてグリアソン賞を受賞した。彼女の2作目の短編ドキュメンタリー『Life in Miniature』はサンダンスとSXSWで上映され、アスペン・ショートフェスとで審査員大賞を受賞し、アカデミー賞候補となった。後にアメリカのPBSがこの作品をPOVで放送した。イバンス監督の最新短編ドキュメンタリー『Motherland』が、ガーディアン紙のピーター・ブラッドショーとフィナンシャル・タイムズ紙のダニー・リーから非評家としての賞賛を受けた。この作品は『The Uncertain Kingdom』の一部として依頼され、サンダンス・ロンドンに選出された。現在はシックスティーン・フィルムズとフルメリ・フィルムズの共同制作で、BBCフィルムが製作総指揮を務める初のドラマに取り組んでいる。
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作品2
いつもの帰り道で 安永健太さんの死が問いかけるもの 上映時間30分
2007年に起きた知的障害者の青年・安永健太さんが警察官に取り押さえられて命を落とした「安永健太さん取り押さえ死事件」。事件から15年が経ち、改めてこの事件の本質は何なのか、遺族や弁護士、支援者などの証言を元に振り返る。
2022年/30分/日本
監督のことば
「安永健太さんの死を無駄にはしない」そう願う家族や支援者の強い思いを受けて、映像の作り手として関わらせていただきました。この事件の本質は何なのか。この一言に尽きます。
監督プロフィール
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今井友樹
1979年岐阜県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒。2004年に民族文化映像研究所に入所し、所長・姫田忠義に師事。新作ドキュメンタリー映画『おらが村のツチノコ騒動記』を来年公開予定。
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作品3
ダブル・ロール 上映時間43分
デフカーリング選手の松橋早友梨さんは、ろう者の夫との間に、聴者の娘がいる。彼女は、同じくろう者の兄と共に地方大会を勝ち抜き、ろう者として初めて全国大会への出場が決まり、子育ての傍ら全国各地で練習を重ね、忙しい毎日を送っている。
娘が聴者だと知った時の率直な思いや、コロナ禍での思わぬ影響などがあった1年を通じて、「デフカーリング選手」と「母親」という側面からその素顔に迫る。2022年/43分/日本
監督のことば
ろう者と聴者は同じ社会に生きているとはいえ、その見え方は大きく異なっていると思わされました。いかにマジョリティである聴者が無自覚なのかも含めてです。それでも、同じ時間を共有することでわかりあえた瞬間は沢山あったと思っています。この映画をつくったことで、少なくとも私から見える景色は変わりました。誰かの景色を変える一助になればいいなと思います。
監督プロフィール
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川西薫
東京工芸大学芸術学部映像学科卒。プロットライターとして活動後、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞し『子供は天使ですか』を監督。デフカーリング選手を追った『Double Role』でドキュメンタリーを初監督。