東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > アダミアニ 祈りの谷
上映作品
長編6アダミアニ 祈りの谷 上映時間120分
2月26日(日)15:45 / 3月3日(金)14:25
-
チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられたジョージア東部・パンキシ渓谷で暮らす、キストと呼ばれるイスラム教徒の人々を3年間に渡り記録した作品。美しいコーカサスの山々を背景に、二人の息子をイスラム国に取られ喪った母親や、そのいとこの元戦士など、心に傷を抱えながらも故郷を復興させようと懸命に生きる姿を描く。
(*長編部門コンペティション グランプリ)
◎舞台挨拶
▶︎2/26(日)15:45の回 上映後
登壇:竹岡寛俊監督
2021年/120分
監督のことば
「アダミアニ」はジョージア語で使われている「人間」という言葉。アダムを語源とし、日常会話でも頻繁に使用されている。大国の狭間にあり、宗教や民族も複雑に絡まり合うこの地域では、常に自らがどういう「人間」であるのか問われているからかもしれない。初めてキストの人々に出会って12年、その「人間」の強さと優しさに惹かれ、ドキュメンタリーを作ってきた。遠く離れた日本で、彼らの生き様はどのように映るだろうか。
監督プロフィール
-
竹岡寛俊
1984年、大阪出身。2010年、パンキシ渓谷の人々に出会いドキュメンタリー制作を始める。紛争から再生する人々を描いた『チェチェン人の心と暮らし』でATP優秀新人賞。近年はNHKで『no art, no life』、「映像の世紀」などを制作。『アダミアニ 祈りの谷』はクラクフ映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。