東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > オーディナリー・ライフ

上映作品

長編7オーディナリー・ライフ 上映時間75分

2月27日(月)12:30

  • 大阪芸大の卒業制作でもある本作は、中国に暮らす視覚障害者の男性2人の音楽ユニット、ズーウェイとアジェの、それぞれのパートナーとの普通の生活を追う。二組のカップルの微笑ましくも羨ましく感じさせる暮らしぶりが、観る者にコロナ禍以降の生活に必要なコミュニケーションとは何かを教えてくれる。


    ◎トーク
    ▶︎2/27(月)12:30の回 上映後
    秦岳志さん(映画編集)×長岡野亜さん(映画監督) *本作指導者

    2021年/75分

監督のことば

中国の社会には、中国の大都市・広州市の人口と同じぐらいの約1700万の視覚障害者がいる。しかし1700万の視覚障害者の中で、積極的に社会に出て活動している人はごく僅かだ。加えて彼らは常に、公共の場で周りの“見つめ返されることなく見つめたい”と言う目線に晒されている。私はその多くの目線を思い出しながら、2021年の3月に視覚障害者についてのドキュメンタリー映画を撮りはじめた。撮影している間、私は“自分のカメラがどんな目線を持ちながら彼らの日常を見つめるべきか”と言う疑問を持ちながら、七ヶ月間の撮影を行った。

監督プロフィール

  • 魏鵬鶴(ギ・ホウカク)

    1990年中国の江西省生まれ、2016年魯迅美術大学の彫刻専攻を卒業。2018年大阪芸術大学映像学科に入り、ドキュメンタリー映画制作の専攻をした。2021年『オーディナリー・ライフ』を制作、2022年大阪芸術大学のドキュメンタリー専攻を卒業。現在中国の南京市でドキュメンタリー関係の仕事に関わって暮らしている。

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