東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 短編セレクション3

上映作品

短編3短編セレクション3 上映時間122分

2月28日(火)11:50

歌を失いかけた音楽家・太田美帆の日常を見つめる『DAY』、仙台のバンド「yumbo」から生まれる音と生活を撮った『ロッツ・オブ・バーズ』。ガーナ人の両親を持ち日本で育った馬瓜エブリンが、バスケットボール女子日本代表として銀メダルを獲得するまでの13年に密着した『東京の日の丸』。困難を切りひらく人間のそばに必要なものを考える3本。



◎舞台挨拶
▶︎2/28(火)11:50の回 上映後
 登壇:村瀬史憲監督
 オンライン登壇:福原悠介監督

  • DAY
    DAY
  • 作品1

    DAY 上映時間17分

    歌手であり、子二人を持つ母でもある太田美帆はある日、甲状腺がんを宣告される。実際に喉を開かなければ声を残せるのか否か分からないと言う中、手術を数日後に控えた彼女は、自身初となる単独配信ライブへと向かった。一年後の春の日、川原で彼女の声を待つ。

    2022年/17分

監督のことば

昔、些細なことだけれど私のことを救ってくれた彼女に対する、せめてもの恩返しのつもりで創りました。近所の川原で撮っていると、曇りのはずなのに景色がとても美しく感じました。

監督プロフィール

  • 井手内創
  • 井手内創

    文化服装学院を中退後、augment5 Inc. に入社。25歳の時フリーランスに。

  • 作品2

    ロッツ・オブ・バーズ 上映時間45分

    仙台のバンド「yumbo」のリーダー、澁谷浩次のソロ・アルバム「Lots of Birds」についてのドキュメンタリー。レコーディングの様子やインタビューだけでなく、スタジオへ向かう電車の風景、家で過ごす日常など、音楽と生活にまつわるさまざまな時間を記録しながら、楽曲・歌詞とともにひとつのイメージとして提示する。

    2021年/45分

監督のことば

はじめてレコーディングにおじゃましたとき、音がひとつひとつ積み重なっていく時間の流れを心地よく感じながら、ずっとカメラを回していました。ある日、各楽曲にモデルとなる人や過去の出来事があると話を聞き、このアルバム自体が一個の「ドキュメンタリー」なのだと思いました。澁谷さんと、澁谷さんが出会った人々の記憶が一曲一曲のなかに結晶していること。それを指し示すだけでも十分ではないかと、私は考えています。

監督プロフィール

  • 福原悠介
  • 福原悠介

    1983年仙台生まれ。映像作家。民話語り・アートプロジェクトなど地域の文化と、そこに暮らす人々の日常を記録する。おもな監督作に『立町三部作』『家にあるひと』『飯舘村に帰る』。また、小森はるか監督『空に聞く』、小森はるか+瀬尾夏美の『二重のまち/交代地のうたを編む』などに参加。

  • 作品3

    メ〜テレドキュメント 東京の日の丸 上映時間60分

    東京五輪で、バスケットボール女子日本代表が銀メダルを獲得した。選手の一人である馬瓜エブリンさん(26)が番組の主人公。両親はガーナ人で、エブリンさんは生まれも育ちも愛知県。メ~テレは2008年からエブリンさんと家族を取材してきた。肌の色や国籍の違い。彼女は目標の前に次々と立ちはだかる「壁」とどう向き合ってきたのか。13年分の貴重な映像をもとにエブリンさんが辿ってきた波乱万丈の路を描く。

    2021年/60分

監督のことば

私が初めてエブリンさんに会ったのは、彼女が13歳、中学1年のときです。屈託がなく、礼儀正しい人柄と、とびきりの笑顔に心を惹かれ、「この人が日本社会でどんな大人になるのか見届けたい」という思いで撮影を続けてきました。幼いころからの目標だったオリンピック出場を果たし、銀メダルを獲得しましたが、彼女の人生のピークはまだまだこれから。馬瓜エブリンという人物が持つ、“勢い”の根源を描いた作品です。
(村瀬史憲)

ポイントは、チームで築いた13年間の取材です。銀メダルを獲得し、注目が高い中で番組制作ができ、積み重ねが実ったと感じています。13年分の素材に収められた言葉や表情から“アイデンティティに対する心の揺れ動き”と“母の想い”を伝えられるよう努力しました。放送後、SNSで「周りとの差で苦しんでいるが救われた」とのコメントを見かけました。“どなたかのきっかけ”となれる番組を制作でき、幸せに感じています。
(服部倫子)

監督プロフィール

  • 村瀬史憲、服部倫子
  • 村瀬史憲、服部倫子

    村瀬史憲(左):
    1970年、愛知県生まれ。番組制作会社「オフィスボウ」を経て、2005年名古屋テレビ入社。ニュース記者やデスクを兼務しながらドキュメンタリー番組を制作。過去作は『奪還~英雄の妻 佐々木敦子の70年~』『防衛フェリー~民間船と戦争~』『葬られた危機~イラク日報問題の原点~』『面会報告~入管と人権~』など。

    服部倫子(右):
    1989年、愛知県生まれ。金城学院大学卒業後、テレビ番組制作会社「名古屋東通企画」に入社。名古屋テレビ放送に派遣となり、日々のニュースや特集などを担当。過去のドキュメンタリーは『793kmの轍~震災ボランティア6年目のジレンマ~』を制作している。

  • 芸術文化振興基金
  • エトノスシネマ
  • アジアンドキュメンタリーズ