東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA 2021 > 上映作品 > 香港クライシス
上映作品
特別1香港クライシス
3月20日(土)11:00~/3月26日(金)13:40~
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作品1
STAND WITH HK 上映時間25分
2019年3月から、若者を中心として継続したデモ活動が行われている香港。
彼らが最前線に立つ民主化デモの現場にカメラを入れた。催涙弾や化学薬品を含んだ放水など、警察による圧倒的な弾圧に向き合う「普通の若者たち」の願いは何なのか。
写真家キセキミチコ氏と共に、一人一人の声を丁寧に拾った。2020年/25分
監督のことば
私はいつもこう言っている。大きな主語よりも小さな主語を使うべきだ、と。「デモ隊の若者」という大きな主語では見えてこない、香港の今がある。この映画では小さな主語に向き合った。一人一人の声を聞いて欲しい。そして知って欲しい。目をそむけないでも欲しい。力を貸して欲しい。監督プロフィール
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堀潤
1977年生まれ。NPO法人8bitNews代表理事。株式会社GARDEN代表。2001年NHK入局。2013年に退局し、日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画「変身 Metamorphosis」を公開。京都インディーズ国際映画賞特別賞。
TOKYO MX「モーニングCROSS」、J-WAVE「JAM THE WORLD」、ABEMA「AbemaPrime」MCなど。2019年より早稲田大学グローバル科学知融合研究所招聘研究員。2020年春、国内外各地の分断の現場を追った監督第2作「わたしは分断を許さない」を劇場公開。
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作品2
中大防衛戦 上映時間86分
2019年11月12日の満月の夜、香港の名門・中文大学のキャンパスに警察が突入する。大学の入口「二号橋」付近で学生・警察が対峙し、校長は説得に向かうが、途中、警察が催涙弾を発砲、抗争が始まった。2時間もの間、警察は2000発以上の催涙弾を発射し、負傷者が出るなか、多くの学生が逮捕される。
本作は「紛争」とも評された生々しい攻防戦と共に、脱出を図る留学生やキャンパスに留まる学生の姿を記録。市街地ではなく“言論の府”である大学で起きた事件の意味を考察する。2020年/86分
監督のことば
「『6月4日』は過去の悪夢ではない。一連の現実として存在する。 1989年6月4日の『天安門事件』と、その後起きた数千件の 『小天安門事件』の総計として」中国共産党の元総書記・趙紫陽の政治秘書・鮑彤は2019年6月4日のエッセイにこう書いている。どう生きるかを選択するのが難しい混乱の時代のさなか、あの日の「二号橋」には、互いに異なった信念や価値観を持つ者同士が、小さな橋の上で、それぞれの信念に従い動いていた。学者や知識人など、平和的手段による解決を望む人々と、暴力的な手段を是認する人々だ。やがて暗い夜は明け、正義は断ち切られ、大学は保護されたが、香港の未来は守られただろうか?
私たちは天安門事件と今回の「二号橋事件」から逃れることはできない。これらの事件はすべてジャーナリストのメモに記録されているのだから。
監督プロフィール
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關震海
1983年、香港生まれ。2008年から2011年まで、東京の写真専門学校に留学する。香港で10年以上ニュース記者として勤めたのち、2019年に独立し、「HK Feature」 を創立。香港のデモを記録し、長い新聞の特集をまとめた書籍《香港大道》を出版する。