東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > KAKERU カケル ~舞台の裏の物語~

上映作品

長編KAKERU カケル ~舞台の裏の物語~ 上映時間79分

12月9日(土)12:30 / 12月21日(木)16:45

  • ドイツ人のクラウス・フランケは、ドイツと沖縄の文化の懸け橋となるため、ライン川を巡る音楽・演劇台本を書き、資金調達に奔走したが未だ返事すら来ない。助成がもらえるのかもらえないかは公演の直前まで分からない。けれども練習を進めていかなければ何もできていないのに本番を迎えてしまう。100名を超える出演者の士気を高めなければと焦る。役者や合唱団の練習場所へ、IDA衣装チームの学校へ、ブラスバンド練習場所へ、と慌ただしく活動するとき、いろんなハプニングや公演を妨げるような事ばかりが続く。彼は精神的に限界まで追い込まれる中、試練をどのように乗り越えていくのか?果たして無事に開催することはできたのか?

    2021年/79分/日本

監督のことば

この作品は、当初舞台公演の記録として撮っていただけなのですが、演出家のクラウス・フランケ氏を追いかけているうちにストーリーが生まれ、ドキュメンタリー映画となっていきました。カメラを回す前、私は彼のように全身全霊で芸術を愛し、すべてを投げうって舞台にのめりこむ人に出会えるとは思っていませんでした。そんな彼の異国の地での奔走ぶりを様々な意味合いを込めた「Kakeru」というローマ字でタイトルにしました。

監督プロフィール

  • ダニエル・ロペス

    スペイン系スイス人。
    2003年より沖縄に拠点を置き、映像作家・演出家・写真家として活動している。
    2016年「カタブイ、沖縄に生きる」、2023年「ウムイ、芸能の村」を監督。
    2021年の「KAKERU カケル ~舞台の裏の物語~」は二本目の長編ドキュメンタリーとなる。