東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > 奇妙な外国語、フランス語
上映作品
長編奇妙な外国語、フランス語 上映時間83分
12月13日(水)12:10 / 12月16日(土)16:50
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パリ第8大学の授業「フランス語講座」に監督のカメラが密着する。シリアやスーダン、アフガニスタンなど、自国で学業を続けることが困難な学生たちが、個性的な二人の教師に見守られ、言語の理解のみならず、フランスで幸せに生きていくための心構えやユーモア、エスプリなどを学んでいく様子が生き生きと描かれる。
◎舞台挨拶
▶︎12/13(水)12:10の回 上映前
登壇:ニシノ マドカ監督
▶︎12/16(土)16:50の回 上映後
登壇:ニシノ マドカ監督2023年/83分/フランス
監督のことば
フランスに滞在するには無数の書類でその身分を正当化せねばならないが、共生社会の実現を理想に掲げるパリ8大学は、2015年に創設した特別クラスで世界の若者に言葉を教え、卒業証書を授与し、多様な大学への登録を支援している。言葉が分からないまま渡仏した私が大学で映画を勉強できたのも、本作の主人公ボリスとベゴニアを始めとする恩師の支援のおかげであり、太陽のような彼らの温かさを永久保存すべく、映画にした。
監督プロフィール
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ニシノ マドカ
パリ8大学映画学部で映画作家の Henri-François Imbert と Claire Simon 両氏から、多くを学ぶ。パリ8大学の外国語としてのフランス語講座(FLE)は、前作「言語の向こうにあるもの」(2019年 97分、YIDFF2021 アジア千波万波部門上映)の舞台でもあり、「対話」が自身の主題であることに気づかせてくれた道場でもある。