東京ドキュメンタリー映画祭2022
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上映作品

特別クロージング上映 上映時間108分

12月22日(金)16:30

2016年に64歳で惜しくも亡くなった女優・シンガーソングライターのりりィ。彼女が晩年に精力を注いでいた「りりィ+洋士」のライブを観て惚れ込んだカメラマンの髙間賢治が、自費でその活動を撮影し続けた。今なお輝きを放つ歌声を記録したライブ映像に、親友・研ナオコら関係者の証言を加えた髙間の初監督作品を特別に上映。

◎舞台挨拶
▶︎12/22(金)16:30の回 上映後
 登壇:髙間賢治監督

  • りりィ 私は泣いています
    りりィ 私は泣いています
  • りりィ 私は泣いています 上映時間108分

    64歳でこの世を去るまで、シンガーソングライターとして、女優として活動し続けたりりィ。撮影監督髙間賢治はその「りりィ+洋士」のライブを見て感動、10年撮り続けようとライブ公演を独力で記録。しかし、りりィの体調悪化により2015年に中断を余儀なくされ映像は数年放置されたが、熊谷達文の編集により『りりィに会いたい』というDVDに結実、ユニバーサルミュージックから発売された。本作はそのライブ映像に加え、生前りりィと交流のあった多彩なゲストのインタビュー映像を交え、在りし日のりりィの音楽性・人物像とその魅力を浮き彫りにする。

    2023年/108分/日本

監督のことば

最初はDVD版をそのまま上映しようと考えていたが、村岡克彦プロデューサーの助言により、関わりのあった方々のインタビューを加えることにした。高橋和也、根岸季衣、山崎ハコ、研ナオコ、豊川悦司、岩井俊二さんら豪華メンバーが快く応じてくれ、いかにりりィが多くの人に愛され、尊敬されていたか痛感することとなった。 また、ユニットの相方、齊藤洋士がカメラの前で語る姿は、愛するパートナーを失い、絶望、挫折、果てしない喪失感を乗り越えようと苦闘する、一人の男の物語ともなった。

監督プロフィール

  • 髙間賢治
  • 髙間賢治

    1949年生まれ、東京都出身。都立大在学中より若松プロで撮影助手を始め、81年に渡米、ハリウッドとニューヨークで撮影技術を学ぶ。『1999年の夏休み』『風の又三郎−ガラスのマント』でヨコハマ映画祭、『白い馬』でポーランド映画祭で撮影賞、『ラヂオの時間』で日本アカデミー賞優秀撮影賞、『春との旅』で日本批評家大賞撮影監督賞を受賞。最近作は『REVOLUTION+1』『魔女の香水』。日本映画撮影監督協会会員。