東京ドキュメンタリー映画祭2022
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沖縄久高島のイラブー

上映作品

特別人類学・民俗映像特別上映
沖縄久高島のイラブー 上映時間102分

12月13日(金)10:00

  • 沖縄久高島のイラブー
    沖縄久高島のイラブー
  • 沖縄久高島のイラブー 上映時間102分

    沖縄・久高島に伝わる12年に1度の秘祭「イザイホー」の未公開映像に加え、これに深く関連する供物「イラブー」(エラブウミヘビなどの燻製)作りを中心に、関係者を新たに取材した。人口減少が進み、次回2026年のイザイホー開催も危ぶまれるなか、島民の考えやものづくりを記録し、祭祀の継承や復活への模索に焦点が当たる。


    *この作品はアプリUDCastによるバリアフリー版に対応しています


    2024年/102分/日本

監督のことば

1978年に大祭イザイホーを記録したころ、カメラマンの谷口常也・草間道則らと、ドイツ発の「科学的ドキュメンテーション・フィルム」という学術映像制作方法論を日本でどう展開できるか、様々なジャンルで実験を繰返していました。海洋生物学、細胞生物学、動物行動学、伝統芸能の記録、ものづくり、初期映像の整備などなど。ですから民俗学映像は、自分たちにとっては、時々やってるものです。鈴木由紀とは、90年代半ばから、主に生物・自然系の映像制作をプロデューサーと演出の関係でやってきました。民俗の記憶継承をテーマにドキュメンタリーとして作品化するのは、共に初めての経験です。制作途上で闘病、他作品出向で、共同よりも分業になったきらいもありますが、完成に辿り着いた作品が肯定的に捉えていただけていることはたいへん有難く思っています。

監督プロフィール

  • 岡田一男、鈴木由紀
  • 岡田一男、鈴木由紀

    岡田一男(左)
    1942年生まれ 60年代、全ソ国立映画大学(VGIK)で劇映画演出を学び、70年代西独科学映画研究所(IWF)の学術映像制作方法論に接した。科学・教育・文化に関わる映像制作を続けて現在に至る。東京シネマ新社代表/文化財映像研究会代表。

    鈴木由紀(右)
    1970年生まれ お茶の水女子大理学部で生物学を学び、主に生物・自然系の短編映像、TV放送番組のディレクターを続けている。

  • 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
  • 芸術文化振興基金助成事業
  • エトノスシネマ