東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > 浮浪調律
上映作品
長編浮浪調律 上映時間77分
12月6日(土)16:50/12月12日(金)13:50
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普段は地元の富山県で林業に従事するミュージシャン、W.C.カラスの音楽ドキュメンタリー。酒をよく飲み、観客が数人であっても、客に媚びることなく音楽を奏でている。やがてカラスは浪曲とブルース/ロックンロールを組み合わせた独自の表現「ローキョックンロール」の制作に没入していくのだが‥。齢60を超えても変化することを恐れず、己の眼差しで時代と対峙しようとする男の肖像が描かれる。
2025年/77分/日本
監督のことば
木こりのブルースミュージシャン、W.C.カラスの姿はインディーズプロレス団体のレスラーでもあり、映像作家としても生きる私に多くの共感と視座を与えてくれた。「売れること」が一つの正義になる世界において、それを差し置いてでも自分の魂に響くものを創ろうとするカラスの演奏は心に染み入るサムシングがある。チェーンソーで草木を切り、ギターで音楽を奏でる。そのモンタージュから放たれるエネルギーを感じて欲しい。
監督プロフィール

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今成夢人
2010年多摩美術大学卒業制作『ガクセイプロレスラー』がバンクーバー国際映画祭に招待される。以降、プロレスのVTRなどを制作する傍ら、ガンバレ☆プロレス所属のプロレスラーとして活動。今年、AERA誌の『現代の肖像』にて企画、撮影、編集、肉体、感情を使う個性派プロレスラー兼映像作家として紹介された。



