東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 人類学・民俗映像G

上映作品

人類学・民俗映像人類学・民俗映像G 上映時間77分

12月12日(金)12:00/12月18日(木)14:50

クルグズ(キルギス)の山岳地帯にある小さな村コクタシュ。家事や育児を堅実にこなし、夫婦、嫁姑関係に折り合いをつけながら生きている主婦たちの楽しみは、なんとサッカー。村の女性ガジの発案でトーナメント戦が開催される。思う存分体を動かし、ゲームを楽しむ女性たちの生き生きとした表情が、雄大な自然をバックに、日常生活と共に描かれる。

  • キックオフ
    キックオフ
  • キックオフ 上映時間77分

    キルギスの山岳地帯にある小さな村コクタシュ。家事や育児を堅実にこなし、夫婦、嫁姑関係に折り合いをつけながら生きている主婦たちの楽しみは、なんとサッカー。村の女性ガジの発案でトーナメント戦が開催される。思う存分体を動かし、ゲームを楽しむ女性たちの生き生きとした表情が、キルギスの雄大な自然をバックに、日常生活と共に描かれる。


    2024年/77分/ドイツ・スペイン

監督のことば

スポーツが持つ変革の力に、私たちは衝撃を受けました。ガジとコクタシュの女性たちは、サッカーを通して、人々の期待を覆し、社会変革を促す声を見出しました。共にトレーニングや競技に取り組む中で、彼女たちは互いの強さと新たな自己価値を見出していきます。これは、防衛、愛、そしてコミュニティの物語であり、社会的な役割に縛られることを拒む女性たちへの賛辞です。この映画は、シンプルなゲームが、権利を主張し、社会のプレッシャーに挑み、より明るい未来を描くためのプラットフォームとなり得ることを示していました。彼女たちの歩みを通して、私たちは、たとえ道のりが険しくても、変化の可能性を信じるよう、他の人々を鼓舞したいと願っています。

監督プロフィール

  • ロジャー・コレラ、ステファーノ・オビノ(Roser Corella & Stefano Obino)
  • ロジャー・コレラ、ステファーノ・オビノ(Roser Corella & Stefano Obino)

    共にベルリンを拠点とするインディペンデント映画監督。
    ローザーはビデオジャーナリストとしてキャリアをスタートさせ、その後ドキュメンタリーに転向。発表した作品は、数々の国際映画祭で上映されている。
    ステファノ・オビノは脚本家兼映画監督であり、様々な形式で作品を発表。最新ドキュメンタリー『War Is Over』(2022,日本未公開)はナストリ・ダルジェント映画祭で受賞。

  • エトノスシネマ