東京ドキュメンタリー映画祭 > 上映作品 > OKAは手ぶらでやってくる
上映作品
長編OKAは手ぶらでやってくる 上映時間90分
12月2日(月)12:40 / 12月8日(日)16:30
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東南アジアで「ひとりNGO」として活動し、2022年に71歳でこの世を去った栗本英世の人生を、生前の彼の映像や、関係者の証言でひも解く。人身売買や地雷の危険にさらされた人々を支援し、子どもの教育のため草葺きの寺子屋を立てるなど、各地を奔走した栗本。いつも一文なしで、手ぶらで現れることから、いつしか「OKA(カンボジア語でチャンスの意)」と呼ばれるようになった。何が彼をそこまで駆り立てたのか。彼が残したものとは?
◎舞台挨拶
▶︎12/8(日)16:30の回 上映後
登壇:牧田敬祐監督、皆元聡さん(元「カンボジアこどもの家」スタッフ)2024年/90分/日本
監督のことば
私がOKA(栗本)さんに興味を持ったのは、著名なボランティアの彼が、なぜか普通の善人には見えなかったからだ。極貧の少年時代、青年期の過剰なまでの信仰熱と社会への怒り、そして放浪。いつも手ぶらに見えるOKAさんは、実は小さな体では背負いきれないような重い十字架を引きずっていて、痛みの分ニコニコ笑ってやって来るのだった。
監督プロフィール
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牧田敬祐
主に近畿圏の民俗行事や芸能を記録する映像を監督として制作。市民活動やNGOを映像で支援するNPO映像記録としても活動。『OKAは手ぶらでやってくる』もその中から誕生した。主な作品に、大峯修験を記録した『峰入』(映文連アワード2017:部門優秀賞)、日中戦争時代の日本人反戦兵士を描いたドキュメンタリー映画『戦影』(2021)