東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > わたしを演じる私たち

上映作品

長編わたしを演じる私たち 上映時間89分

12月4日(水)12:40 / 12月7日(土)11:55

  • 2021年に横浜で始まったOUTBACKアクターズスクール。精神疾患を持つ人たちが、自らの実体験を盛り込んだ演劇公演に挑む、その過程に密着した。メンバーの豊かな個性がそのまま劇中のキャラクターとなり、それぞれの困難な人生がユーモアに反転され、物語へと紡がれる。公演が近づくにつれ、緊張から体調を崩すメンバーも現れる。舞台というフィクショナルな空間に各々の人生が凝縮され、演劇はドキュメンタリーへと変容する。

    ◎舞台挨拶
    ▶︎12/4(水)12:40の回 上映後
     登壇:飯田基晴監督、中村マミコさん(OUTBACKアクターズスクール校長)
    ▶︎12/7(土)11:55の回 上映後
     登壇:飯田基晴監督

    2024年/89分/日本

監督のことば

OUTBACKアクターズスクールの第1回公演の映像を観た時、演じるメンバーたちの存在感に心奪われた。僕の目にはまるでドキュメンタリーとして映った。このリアリティはなんだ? 引き寄せられるように活動を撮り始めた。自らの人生とそれを演じる身体が重なり合う時、まばゆいほどに人間存在が立ち上がる。この光が、あなたの眼にも届いたら嬉しい。

監督プロフィール

  • 飯田基晴

    1998年よりドキュメンタリーを中心とした映像制作を始める。2006年に映像グループ ローポジションを設立。監督作に『あしがらさん』、『犬と猫と人間と』、『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』、『不安の正体 精神障害グループホームと地域』等がある。現在は和光大学で映像関連のゼミや授業を受け持つ。

  • 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
  • 芸術文化振興基金助成事業
  • エトノスシネマ