東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 闘鶏:東ティモールの国民文化

上映作品

人類学闘鶏:東ティモールの国民文化 上映時間94分

12月6日(金)15:05 / 12月11日(水)16:25

2002年に独立した東ティモールの伝統文化である「闘鶏」にスポットを当てる。人々にとって交流の場である闘鶏は、娯楽にも生活基盤になり得る重要な存在だが、パンデミックへの対応はじめ、近代国家への移行に際しては課題も多い。闘鶏を通じ彼らの社会や倫理観を考察する。タイトルの「シカ・スバール」は現地語で「切り札」の意。

◎舞台挨拶
▶︎12/6(金)15:05の回 上映後
 ビデオメッセージ:ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ監督

  • シカ・スバール
    シカ・スバール
  • シカ・スバール 上映時間94分

    2002年にインドネシアから独立した東ティモールの国民的文化である闘鶏にスポットを当てる。独立闘争や紛争の解決から、儀式の慣習、経済、雇用、公衆衛生、ジェンダーの力学に至るまで、数千年にわたって物議を醸してきたこの慣習と、それが社会にもたらす深い影響を探る。世界で最も若い国の一つであるこの国の、独立後の社会の複雑さを、独自の視点で考察する。




    2024年/94分/ポルトガル/原題:SIKAT SUBAR(英:- Sikat Subar - a hidden colorful feather)

監督のことば

「シカ・スバール」を制作するにあたり、私は東ティモールの豊かな文化遺産である闘鶏の深い象徴性に魅了されました。この長編ドキュメンタリーは、闘鶏と、それが国の社会的、経済的、倫理的構造の中で果たす複雑な役割を探ります。東ティモールの生活に深く根ざした闘鶏は、物議を醸すスポーツであると同時に、失業に直面する多くの男性にとって、経済的なライフラインでもあるのです。

監督プロフィール

  • ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ
  • ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ

    Diogo Pessoa de Andrade
    20年以上の経験を持つベテランの映画監督。機械工学を学んだ後、マルチメディア、映画研究、ドキュメンタリー映画制作のスキルを磨く。「クリエイティブ・ビジュアルズ」を創設し、国内外のクライアントと協力し、劇映画、ドキュメンタリー、ミュージックビデオ、広告、企業ビデオなど、さまざまなジャンルで受賞歴のあるコンテンツを提供している。

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