東京ドキュメンタリー映画祭2022
東京ドキュメンタリー映画祭上映作品 > 九州大学 彦山生物学実験施設

上映作品

長編九州大学 彦山生物学実験施設 上映時間116分

12月6日(土)10:00/12月17日(水)16:05

  • 彦山生物学実験施設は、福岡県添田町にある英彦山(1199 m)の中腹にある九州大学農学部の附属施設。昭和11年(1936)の開設以来、英彦山に生息する昆虫を中心とした生物の研究に寄与し多くの成果があげられてきた。英彦山では新種が発見されることも珍しくなく、採集の拠点になる施設の存在は重要かつ不可欠だ。
    本作は4年にわたって撮影を重ね、学生・教授による施設利用の様子や、建設に尽力した英彦山神宮宮司 高千穂宣麿男爵(1865〜1950)の人物像を追った。

     

    2025年/116分/日本

監督のことば

5年前、初めてこの施設を訪れた時の感動を今も覚えています。昭和初期の古い木造の建物、100年前から色褪せることのない昆虫標本の数々。昆虫研究者の間では有名な施設であったにもかかわらず、一般公開されることはほとんどありませんでした。この施設と英彦山の多様な生物を広く紹介したい。九大昆虫学教室 広渡俊哉教授をはじめ多くの方々の協力を得てようやく完成させることができました。

監督プロフィール

  • 児玉公広

    記録映画制作会社イワプロに入社。カメラマン岩永勝敏氏に師事。
    有明海・諫早湾干拓の自主ドキュメンタリー映画に携わった後、フリーの映像ディレクターに。劇映画 『ある女工記』(16) 短編ドキュメンタリー『KUMU 日々を組む』(23 東京ドキュメンタリー映画祭2023上映)ほか。

  • エトノスシネマ